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【経済学・経済政策】経済学の罠!「流動性のわな」で撃沈した私がAIと乗り越えた思考プロセス全公開

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こんにちは!AIの力を借りて、独学での中小企業診断士合格に挑戦中のマンダリンです。

経済学・経済政策、難しいですよね…!

特にIS-LM分析とか、聞き慣れない言葉が出てくると「うわっ!」ってなりませんか?

私はまさにその一人で、過去問演習中に見事に撃沈しました…。

でも、ただ間違えて終わりにするのはもったいない!

そこでこの記事では、私が過去問で間違えた論点を、AIに解説してもらい、自分なりにノートにまとめ直して知識として定着させるまでの過程を、思考の整理プロセスそのままに記録してみたいと思います。

「あ、この間違い、自分もやりそう…」
「こんな風に整理すればいいのか!」

と、皆さんのヒントになれば嬉しいです!

今回のテーマ:「流動性のわな」で財政政策・金融政策って効くの?

今回取り上げるのは、この問題です。

【出典】令和元年度 第10問

総需要 − 総供給分析の枠組みで、財政・金融政策の効果と有効性を考える。下記の設問に答えよ。
「流動性のわな」の状況下における財政政策と金融政策の効果と有効性に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを選択肢の中から選べ。

a  政府支出を増加させても、クラウディング・アウトによって総需要は不変である。したがって、物価水準も実質GDPも当初の水準から変化しない。
b  政府支出の増加は、総需要を拡大させる。その結果、物価水準が上昇し、実質GDPも増加する。
c  名目貨幣供給の増加は、総需要を変化させない。したがって、物価水準も実質GDPも当初の水準から変化しない。
d  名目貨幣供給の増加は、総需要を拡大させる。その結果、物価水準が上昇し、実質GDPも増加する。

選択肢
1: a と c
2: a と d
3: b と c
4: b と d

私の恥ずかしい解答と、つまずきの核心

さて、この問題。当時の私は、こう考えました。

【私の最初の解答】: 選択肢 4 (b と d)

そう考えた理由
「bの『政府支出の増加は総需要を拡大させる』は、まあ正しいだろうな、と。でも、dの『名目貨幣供給の増加』って、そもそも総需要の構成要素じゃないし、金融政策でしょ?なんか効果ありそうじゃん?…くらいの浅い考えでした(汗)」

もちろん、答えは3 (b と c)。見事に不正解です。

悔しくて、すぐにAI(Gemini)に「なんで間違えたのー!」と泣きつきました。

そして、AIの解説を受けて、自分の「つまずきの核心」がどこにあったのか、ハッキリと見えてきたんです。

  • そもそも「名目貨幣供給の増加」が、具体的にどんな状況(金融政策)を指すのかイメージできていなかった。
  • なぜ「流動性のわな」という特殊な状況だと、金融政策が効かなくなるのか、その理屈を全く理解していなかった。

言葉だけを暗記しようとして、本質を理解していなかったんですね。

これじゃ応用が利くはずもありません…。

AIの解説から得た「一番の学び」

AIの解説は色々ありましたが、私が一番「なるほど!」と腑に落ちたのは、

「流動性のわなとは、金利が地面スレスレまで低くなった結果、人々が『これ以上、金利は下がらない(=債券価格は上がらない)だろう』と考えるため、手元にお金(貨幣)を貯め込もうとする状態のことですよ」

という説明でした。

金融緩和でお金を市場にジャブジャブ供給しても、それが投資や消費に回らず、みんなのタンス預金になってしまう…。だから金融政策が効かないんだ!と、ここで初めてイメージが繋がりました。

つまずきを「得点源」に変える!私の思考整理プロセス

AIの解説で「なるほど!」と腑に落ちたこの感覚、絶対に忘れたくないですよね。

でも、ただ分かった気になって終わらせては、また同じ間違いを繰り返してしまいます。

そこで、この「一番の学び」を試験本番で確実に使える知識として定着させるために、私が頭の中でどのように情報を整理し直したか、そのプロセスをここでお話しさせてください!

整理術①:もう迷わない!「図」でメカニズムを丸ごとインプット

まず、経済学の複雑な理論は、言葉だけで覚えようとすると必ず混乱しますよね。

そこで、IS-LM分析の「図」を頭に思い浮かべて、視覚的に理解する方法を取りました。

  • 大前提としてインプット: 「流動性のわな」と聞いたら、即座に「LM曲線が水平になっている部分」をイメージする!

この大前提をセットした上で、2つの政策の効果を脳内でシミュレーションします。

  1. 金融政策(名目貨幣供給の増加)を試すと…
    • 金融政策でLM曲線はに動く。
    • でも、LM曲線が水平な部分で右にズレても、IS曲線との交点は変わらないですよね。つまり、利子率もGDP(国民所得)もピクリとも動かない。
    • だから、金融政策は「無効」だ!と結論付けられます。これが、記述cが正しい理由です。
  2. 財政政策(政府支出の増加)を試すと…
    • 財政政策でIS曲線がに動く。
    • すると、どうでしょう。LM曲線が水平なおかげで利子率が上がることなく(※専門用語でいうクラウディング・アウトが起きず)、IS曲線が動いた分だけ、素直にGDP(国民所得)が増加します。
    • だから、財政政策は「有効」だ!と判断できます。これが、記述bが正しい理由ですね。

このように、頭の中で図を動かしてメカニズムを理解すれば、単なる丸暗記とはサヨナラできるはずです!

整理術②:「現実の世界」に置き換えて、腹の底から理解する

次に、この「流動性のわな」という抽象的な概念を、もっと身近なものに感じられるように、現実の世界に置き換えてみました。

私がイメージしたのは、まさに「超低金利が続く、今の日本」です。

銀行にお金を預けても金利はほぼ0%。将来も何となく不安…。

こんな状況で、政府や日銀が「もっとお金を使ったり投資したりしてくださいねー」と市場にお金を供給(金融緩和)したとします。

皆さんは、そのお金をすぐに使いますか?

おそらく多くの人が、「いや、金利もつかないけど、とりあえず何かあった時のために現金や預金で持っておこう」と考えるのではないでしょうか。

これがまさに「流動性のわな」の正体です。

市場に供給されたお金が、投資や消費といった経済活動に流れず、まるで”わな”にハマったかのように人々の手元に滞留してしまう状態。

このリアルなイメージを持つことで、「だから金融政策は効果が薄いんだな」と、腹の底から納得することができました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、私が「流動性のわな」という論点でつまずき、AIの助けを借りながら自分なりの理解を深めていくプロセスを共有させていただきました。

結論!「流動性のわな」の状況では…

  • 財政政策は有効!(記述bが正しい)
  • 金融政策は無効!(記述cが正しい)

この結論を、IS-LM曲線の「図」と、超低金利時代の日本という「現実のイメージ」でセットで覚えておけば、もう試験で迷うことはないはずです!


皆さんにお願いです!

ここまで読んでくださって、ありがとうございます!

私と同じように悩んでいた方、少しでもスッキリしていただけたら嬉しいです。

もし、「私はこうやって覚えたよ!」という覚え方があれば、ぜひコメントで教えてください!

また、私の解釈や考え方に「そこはちょっと違うかも?」という点があれば、ぜひぜひご指摘いただけると、めちゃくちゃ勉強になります!

独学は孤独だけど、こうやって一つずつ潰していくしかないですよね。ちいさなことからコツコツと、それでは。

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当ブログの記事は、筆者の経験と理解に基づき、AI(Google Gemini)を文章作成の補助ツールとして活用し、作成しています。

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