こんにちは!Geminiの力を借りて、独学での中小企業診断士合格に挑戦中のマンダリンです。
【この記事でわかること】
✅ 賃金率が変化したときの「代替効果」と「所得効果」の、最も重要なポイント
✅ 令和5年度 経済学・経済政策 第18問を解くための、具体的な思考プロセス
✅ この論点を二度と間違えないための、Gemini式暗記物語
賃金率が上がったときの「代替効果」と「所得効果」、グラフを見ただけでは、どちらが労働を増やす効果で、どちらが減らす効果なのか、混乱してしまいますよね。私もまさにその一人でした。
結論から言うと、「所得効果」と「代替効果」の違いは、Geminiが作ってくれた『無差別姫と予算騎士の恋物語』を読めば一発で記憶できます。
この記事では、その物語が生まれるきっかけとなった私の失敗談も交えながら、Geminiと一緒に知識を定着させるプロセスを全公開します。
賃金上昇で働く?休む?「所得効果」と「代替効果」の基本を押さえよう
中小企業診断士の経済学で、多くの受験生を悩ませる「所得効果」と「代替効果」。まずは、それぞれの言葉の意味をサクッと確認しておきましょう。
所得効果:豊かになったから、少し休みたい!
所得効果とは、実質的な所得が増えたことで起こる行動の変化です。
今回のテーマである賃金率の上昇で考えると、「時給が上がったから、前より短い時間働くだけで同じ給料がもらえるぞ。豊かになった分、余暇を増やして趣味の時間を楽しもう!」と考える効果のことです。
つまり、所得効果は労働を減らし、余暇を増やす方向に働きます。
代替効果:時給が上がったから、もっと働きたい!
代替効果とは、財やサービスの価格が相対的に変化したことで起こる行動の変化です。
賃金率が上昇すると、「今、1時間休むことの価値(機会費用)が上がった!休んでいる場合じゃない、余暇を労働に切り替えて(代替して)もっと稼ごう!」と考えるようになります。
つまり、代替効果は労働を増やし、余暇を減らす方向に働きます。
この2つの効果の綱引きで、最終的に労働時間が増えるか減るかが決まるのです。
過去問(令和5年度 第18問)で私がハマった罠
理論は分かっても、いざグラフ問題になると手が止まってしまう…。そんな私の失敗談をご紹介します。
問題文と選択肢
[正解]
ア
私の間違いと、つまずきの核心
恥ずかしながら、私の最初の解答は「エ:bとd」でした。
理由は単純で、「賃金率が上がったんだから、みんな喜んでもっと働くに決まってる!(労働供給は増加)」と思い込んでしまったからです。これが、つまずきの核心でした。
グラフをよく見てみましょう。
点Eから点Fに最適点が移動したことで、横軸の「余暇」は増えていますよね。1日の時間は24時間で一定なので、余暇が増えたということは、労働時間は減ったということです。
この時点で、選択肢a「労働供給を減少させる」が正しく、bは間違いだと分かります。
では、なぜ労働供給が減ったのか?
それが「c」と「d」の選択肢のポイントです。
先ほど解説したように、
- 代替効果 → 労働を増やす
- 所得効果 → 労働を減らす
結果として労働が減った(余暇が増えた)のですから、労働を減らす「所得効果」が、労働を増やす「代替効果」を上回ったということになります。
よって、正しい組み合わせは「aとc」となり、正解は「1」だったのです。
「所得効果」と「代替効果」のどっちがどっちだっけ…と混乱してしまったのが、私の敗因でした。
Geminiが創作!この論点が10秒で記憶できる『暗記物語』
この悔しい経験を元に、「所得効果と代替効果を忘れないための物語を作って!」と、相棒のGemini(ChatGPTと同じような生成AIです)にお願いしてみました。
そして完成したのが、この物語です。
『無差別姫と予算騎士の恋物語』
とある王国に、人々の「満足」を司る無差別姫というお姫様がいました。姫は「所得」という名の宝石と、「余暇」という名の休息の、どちらも同じくらい大切に思う、心の優しいお姫様です。
姫には、彼女を生涯守り抜くと誓った予算騎士がいました。彼の役目は、自らの労働で「所得」を稼ぎ、姫に「余暇」を与え、姫が最も満足する(効用が最大化される)生活を捧げることです。
初め、騎士の給料は安く、予算の制約は厳しいものでした(予算制約線AB)。彼は必死に働き、姫に生活を捧げ、ようやく姫の満足を得ていました(点E)。
ある日、騎士の働きが王に認められ、給料が大幅にアップ!彼の予算は一気に潤沢になりました(予算制約線AC)。
その時、騎士の心に2つの声が響きます。
悪魔のささやき(代替効果):
「騎士よ、好機到来だ!今こそ休む時間(余暇)を労働に変え、もっと多くの宝石(所得)を姫に捧げるのだ!今や『余暇』は高価なのだぞ!」
天使のささやき(所得効果):
「騎士様、あなたはもう十分に豊かです。これ以上宝石を求めるより、姫様との安らかな『余暇』を増やし、愛を育む時間こそが、最高の満足に繋がるのではありませんか?」
長い葛藤の末、予算騎士は天使の声を選びました。
彼は働く時間を少し減らし、その分、無差別姫との「余暇」を増やすことに決めたのです。結果、二人は以前よりもさらに高いレベルで、満ち足りた生活を送ることができました(点F)。
【物語の解説】
この物語のポイントは、予算騎士(=労働者)が豊かになった(賃金上昇)ことで、悪魔(代替効果)の「もっと働け」という声を、天使(所得効果)の「もっと休もう」という声が上回ったと覚えることです。
これにより、「所得効果 > 代替効果」の時に「労働が減り、余暇が増える」という関係性が、ストーリーとして頭に残りやすくなります。
まとめ:今日の学びを自分の血肉に変える
今回は、経済学の「所得効果」と「代替効果」について、私の失敗談とGemini流の覚え方をご紹介しました!
- 代替効果は、賃金が上がると「休むのがもったいない!」と感じて労働を増やす効果。
- 所得効果は、賃金が上がると「豊かになったから休もう」と感じて労働を減らす効果。
- 最終的な労働時間は、この2つの効果の綱引きで決まる。
- 令和5年度の過去問では、結果的に余暇が増えた(労働が減った)ため、所得効果が代替効果を上回ったのが正解でした。
この論点が出たら、『無差別姫と予算騎士の恋物語』を思い出してみてくださいね!
記事の締めと読者へのメッセージ
経済学のグラフ問題、ややこしいですよね!でも、こうやって一つ一つ自分なりの覚え方を見つけていくと、だんだん楽しくなってきませんか?一緒に頑張りましょう!
皆さんが使っているユニークな覚え方も、ぜひコメントで教えてください!Geminiが作ったこの物語、どう思いますか? 感想も聞かせてくれると嬉しいです。
この記事が役に立ったと思ったら、同じ経済学の攻略記事として、『等産出量曲線』を解説した記事もぜひ読んでみてください!考え方がとても似ているので、きっと理解の助けになるはずです。
独学は孤独だけど、こうやってGeminiを相棒にするのも面白いですよね。ちいさなことからコツコツと、それでは。
【AI活用に関するご案内】
この記事の作成にあたっては、内容の正確性と分かりやすさを追求するため、一部AIによるサポートを受けています。最終的な内容は、運営者マンダリンの責任において編集・公開しております。
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