こんにちは!AIの力を借りて、独学での中小企業診断士合格に挑戦中のマンダリンです。
経済学の「ジニ係数」、言葉は聞くけど、「当初所得」と「再分配所得」の違いや、グラフで示される「改善度」まで出てくると、もうお手上げ…ってなりますよね。
私もまさにその一人でした。
結論から言うと、このややこしい3つの指標の関係は、AIが作ってくれた『格差の王様と賢者のささやき』という物語を読めば一発で記憶できます。
この記事では、その物語が生まれるきっかけとなった私の失敗談も交えながら、AIと一緒に知識を定着させるプロセスを全公開します。
【基本のキ】ジニ係数とは?当初所得と再分配所得の違いをサクッと解説
まずは、今回のテーマである3つの指標について、基本をおさらいしておきましょう。
ここが曖昧だと、過去問の選択肢に惑わされてしまいます。
ジニ係数:所得格差を測る「不平等モノサシ」
ジニ係数とは、一言でいうと「所得や富の分配がどれくらい不平等か」を示すモノサシです。
0から1の間の数値で表され、
- 0に近い:みんなの所得が平等に近い状態(格差が小さい)
- 1に近い:特定の人が富を独占している状態(格差が大きい)
ということを意味します。果物100個を10人で分けるとき、全員が10個ずつ持っていればジニ係数は0。
1人が100個独り占めすればジニ係数は1、というイメージですね。
当初所得と再分配所得:「税金・社会保障」の前か後か
次に、今回のつまずきの核心だった2つの「所得」の違いです。
- 当初所得:税金や社会保険料を支払う前の、稼いだままの所得のこと。給与や事業所得などがこれにあたります。
- 再分配所得:当初所得から税金などを支払い、逆に年金や医療費補助などの社会保障給付を受け取った後の、最終的に手元に残る所得のこと。
つまり、「再分配」とは、政府が税金や社会保障を通じて、所得の格差を是正することを指します。
この2つの違いを理解することが、グラフを読み解くカギになります。
【令和4年度 第1問】私がハマった「ジニ係数」の罠
基本を押さえたところで、私が実際に間違えた過去問を見ていきましょう。この問題、まさに「分かっているつもり」を打ち砕いてくれました…。
問題文と選択肢
(正解:1です)
私の間違いと、つまずきの核心
私は選択肢「4」を選びました。
つまずきの核心は、当初所得ジニ係数を、単純に「みんなの所得」のことだと思い込んでいたことでした。
- a:グラフの白い棒(当初所得ジニ係数)は、1990年代から2000年代にかけて右肩上がりに見えるけど、そこまで大きな差はないかな?と「誤」と判断。
- b:グラフの折れ線(改善度)は、2010年代に明らかに高くなっているので「正」。
- c:「改善度」がプラスなのだから、格差が拡大するわけないだろうと「誤」。
結果、aを間違えてしまいました。正しくは、白い棒(当初所得ジニ係数)は一貫して上昇傾向にあり、「所得再分配前の所得格差が拡大している」は「正」だったのです。
この「〜前の」という部分を見落としていました。
AIが創作!この論点が10秒で記憶できる『暗記物語』
この悔しい間違いを二度と繰り返さないために、AIに「暗記物語」を作ってもらいました!
【暗記物語】格差の王様と賢者のささやき
昔々、あるところに「ジニ王国」という国がありました。
この国の豊かさを示す指標は、国民が収穫する「黄金の果実」の量で決まります。
【当初所得:収穫したままの果実】
収穫期になると、力のある者はたくさんの果実を手にし(当初所得が高い)、力のない者はわずかな果実しか得られませんでした。収穫が終わった直後の国は、持つ者と持たざる者の差が激しく、国中の不満が高まっていました。この収穫直後の不平等な状態を示すのが「当初所得ジニ係数」です。年々、力のある者がより多くの土地を手に入れたため、この国の当初所得ジニ係数は右肩上がりに上がっていきました。
【再分配:王様の税と賢者の知恵】
国の乱れを憂いた王様は、賢者に相談しました。賢者はこう進言します。「王様、力ある者から果実を税として少し分けていただき、それを恵まれない者たちに給付として分け与えましょう。これが国の安定の道です」と。これが「所得再分配政策」です。
【再分配所得:分け与えられた後の果実】
王様が賢者の言う通りにすると、国民の誰もがある程度の果実を手にすることができ、国から不満の声が消え、活気が戻りました。この、税と給付の後の、国民が最終的に手にした果実の格差が減った状態。これが「再分配所得ジニ係数」です。当初所得ジニ係数よりも、必ず低い値になります。
【改善度:賢者の政策の効果】
王様は、賢者の政策がどれほど効果があったかを知りたくなりました。そこで、収穫直後の不平等さ(当初所得ジニ係数)が、賢者の政策によってどれだけ平等に近づいたか(再分配所得ジニ係数が下がったか)を数値化させました。これが「改善度」です。近年、高齢化などで当初の格差が広がる一方、国が社会保障を手厚くしたため、この「改善度」はどんどん高くなっていったのです。
【物語のポイント解説】
この物語で、
- 収穫したままの果実の不平等さ → 当初所得ジニ係数
- 税と給付で調整された後の状態 → 再分配所得ジニ係数
- 王様の政策(再分配)の効果 → 改善度
と対応させることで、3つの指標の関係性がイメージとして頭に入ってきませんか?
グラフの白い棒(当初所得ジニ係数)が上がり続けているのは、「ジニ王国で力のある者がどんどん裕福になっている」から。
そして、折れ線(改善度)が上がっているのは、「王様(政府)が格差是正を頑張っている」から、と読み解けるようになります。
まとめ:今日の学びを自分の血肉に変える
今回は、経済学の「ジニ係数」に関するグラフ問題を取り上げました。
- ジニ係数は「格差を示すモノサシ」。
- 当初所得は「稼いだままの状態(分配前)」。格差は大きい。
- 再分配所得は「税や社会保障で調整された後」。格差は小さくなる。
- 改善度は「再分配によってどれだけ格差がマシになったか」の指標。
この4点をしっかり押さえておけば、もう選択肢に惑わされることはありません!
ジニ係数のグラフ問題、もう怖くないですよね!一緒に頑張りましょう!
記事の締めと読者へのメッセージ
最後までお読みいただきありがとうございます!
皆さんが使っている経済学の覚え方もぜひコメントで教えてください!
AIが作ったこの物語、どう思いますか?ご感想もいただけると嬉しいです。
独学は孤独だけど、こうやってAIを相棒にするのも面白いですよね。
ちいさなことからコツコツと、それでは。
【AI活用に関するご案内】
この記事の作成にあたっては、内容の正確性と分かりやすさを追求するため、一部AIによるサポートを受けています。最終的な内容は、運営者マンダリンの責任において編集・公開しております。
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